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講義名 心理調査概論-b
(副題)
講義開講時期 春学期 講義区分 講義
基準単位数 2 時間 30.00
代表曜日 木曜日 代表時限 1時限
校地 泉ヶ丘キャンパス
科目分類名 心理学科専門科目
科目分野名 基礎科目
配当学年 1・2・3
ナンバリングコード HP105

担当教員
職種氏名所属
専任講師◎ 中村 早希総合心理学部

授業の目的 学問としての心理学の方法論や考え方を知るために、心理調査の基礎的な知識や研究倫理について学ぶ。
授業概要 心理学という学問を理解するに当たっては、様々な方法論を理解する必要がある。この授業では、心理調査や心理学についての基礎的な知識や技法に加え、心を測定するための様々な方法論、心理調査の定義や歴史、現代社会での活用事例のほか、各種心理調査の基本的な考え方について、実例をあげながら整理する。また、心理調査を実施する際に大切な倫理的配慮や、心理調査を実施するにあたって基本となる統計の基礎について、高校数学Ⅰの内容を踏まえて復習しながら理解を促す。
準備学習 ・第1回授業の開始前に、高校数学Ⅰ「データの分析」について、高校数学Ⅰの教科書を参考に復習しておくこと。
・次回授業の範囲について教科書を予習し、要点やわからないことをノートにまとめておくこと。わからない単語や言葉があれば、事前に意味を調べておくことが望ましい。(毎回0.5時間)。
・毎回の授業で学習した範囲や内容について、各自での予習・復習を心がけて欲しい(毎回1.0時間)。
授業計画 <授業形態>
集合形態を基本としますが、一部オンデマンド形態(動画配信:2回)で行います。

<授業計画>
第1回 オリエンテーション・ガイダンス(集合)
第2回 「人のこころ」を科学的に考える(集合)
第3回 心理調査とは?1:定義・歴史・心理調査のルーツ(集合)
第4回 心理調査とは?2:心理調査の実例・現代社会への貢献(集合)
第5回 統計の概念1:高校数学Ⅰ復習:「データの分析の復習」(オンデマンド形態)※提出物あり
第6回 統計の概念2:高校数学Ⅰ復習:「データの分析の復習」(オンデマンド形態)※提出物あり
第7回 心理統計の概念・考え方(集合)
第8回 心理の測定の概要<ゲストスピーカー:企業・社会で活躍する心理学者>(集合)
第9回 心理の測定:調査(集合)
第10回 心理の測定:実験(集合)
第11回 心理の測定:観察(集合)
第12回 心理の測定:面接(集合)
第13回 心理の測定:検査(集合)
第14回 心理調査の実施における倫理的配慮・まとめ(集合)
※履修者の理解度や授業の進行具合により、予定は変動する可能性がある。
参考文献 山田剛史・村井潤一郎『よくわかる心理統計』(ミネルヴァ書房)
オフィスアワー(授業相談) ・研究室前に掲示しているオフィスアワーの時間を確認すること。
・質問は授業時間の前後や授業支援WebClassで受け付ける。
担当教員からのメッセージ 授業内容は積み重ねの内容も多いため、休まず出席し、まじめな態度で授業に臨むこと。特に、他の受講者の迷惑になる行為や携帯電話などを使用していた場合も含め、授業に真面目に取り組む姿勢が見られない時は平常点の減点等も含め、厳しく対応する。出席や提出物等に関して、不正が発覚した場合は、当該学生や関係学生の単位を認定しないことがある。また、第1回の授業ではオリエンテーションも含め、授業の進め方を説明するので、必ず出席すること。
履修上の注意 毎回の授業で、必ず教科書を持参すること。
オンデマンド回については、毎回の期限内の課題提出をもって出席とみなす。
授業の進め方・授業手法 ・基本的にはテキスト・プレゼンスライド・板書を用いた講義形式を取る。毎授業で授業内容に関するレスポンスシートの提出を求める。
・WebClassによる授業の出席に加え、アンケート機能などを活用し、受講生との対話や質問対応、問題に対するフィードバックなども行うことがある。
・専門力や論理的思考・表現力を養うために、講義で習得した知識や考え方を生かし、レポートとしてまとめ、授業終了2週間後(予定)に提出してもらう。
フィードバックの方法 ・課題や授業内での設問に関しては、その都度フィードバックを行う。
・WebClassや、必要に応じてレスポンスシートなどの紙媒体を用いた疎通を行う。
ディプロマ・ポリシー(10のちから)との関連 「専門力」「論理的思考・表現力」
授業の到達目標
心理調査の基礎的な知識や技法および倫理的配慮について説明できる。
心理学に関する報告書や論文について、専門的な知見に対する初歩的なアプローチが可能になる。
評価方法
評価方法 評価割合(%) 到達目標との対応
平常点(毎回のレスポンスシートの提出、提出物)
50%
①②
レポート課題
50%
①②